理系コンストラクション
「構造こそは土木工学の母国語であり、土木工学というものは構造を通じて思考し自己を表現する絵師である」
舞台は北海道のとある国立大学。
工学研究科社会インフラ工学専攻、構造力学研究室に所属する、修士一年の琴葉音絵。
彼女は容姿端麗、頭脳明晰であるが、周りから「かたい女」と評されるほどの不思議な性格を有していた。
そんな彼女の周りで起こる出来事を、「物理学」「工学」「社会インフラ」をテーマに、短編形式のお話で展開します。橋とか、堤防とか、ダムとか。そういうもの出します。
恋愛に悩む大学一年生。
自分の大切なものは何か探す同級生。
自分に何ができるのか模索する就活生や新社会人。
迷える彼ら、彼女らを通じて、琴葉音絵が示す答えとは何か。
あなたの大切なものは何か?
そんなことを問いかけるようなお話にしたいと考えています。
この理系コンストラクションは全6話です。
第一話 モーメントゼロ
第二話 非破壊レーザーに死角なし
***以下、更新中
第三話 不屈の座屈
第四話 心のハザードマップ
第五話 このPDCAサイクルは本気なの?
第六話 二人の設計積雪深
という形で、琴葉音絵が修士一年生の話を描きます。
なので、修士二年生編とか、社会人編もあるのですが、まだそこまでちゃんと構想していません。
この物語の主人公である琴葉音絵の設定には、結構な思い入れを込めていて、後々、大幅改稿をしたいと思っています(物語の骨子は変えませんが)。
完成は、いつかなぁ……。
第1号 モーメントゼロ
第2号 非破壊レーザーに死角なし
第3号 不屈の座屈