言葉の煙霞

言葉は、無限の可能性を秘めている。

短編小説集

◆集英社コバルト文庫・短編小説新人賞に応募しています。

まだまだ修行中ですが、集英社様のコバルト文庫・短編小説新人賞に応募しています。 去年の4月から応募を始めて、そろそろ1年が経ちます。 ここでは『もう一歩』となった作品をまとめてます。 人並みに読める作品となっているはずですので、お時間が許す限…

あの海を越えても。

あの海を越えても。 神社で買った小さなお守りは、ひどく重かった。震える手で握り締めようとしたが、指に力が入らない。まるで磁石のような力に包まれているみたいだった。それとも、私の指が握り締めることを拒否しているのだろうか。 五百円玉のお釣りを…

冬春夏、やがて秋に染まりし

恋吹雪(れんふぶき) 「浅はかでした。」 呟いた涙は戻らない。 今日も降り続ける。 あなたへと吹きすさぶ未練 冷たい恋慕。 会いに行くふりをして 傷つけた愛しさは なれの果て 拾い集めても 目に見えるのはぞんざいな愛の証 消えるように響く時雨の足音 …

コンタクトレンズ式彼女

俺は彼女を選べる。 昔から彼女に不自由しなかったし、まるでコンタクトレンズを交換するかのように、常に新しい出会いを欲していた。 付き合うってなんだろう。好きってなんだろう。 そんなことを少しだけ考えるお話です。 「あなたは『好き』を手入れして…

スカイ・ノット・ツリー

僕は写真を撮ることが日常だった。でも、拓哉の何気ない一言で、その日常が曇り始める。 そんな中、高校の修学旅行が迫っていた。行先は東京。いつもと違う日常に、挨拶すらしたことがないクラスメート・月浦水奈という存在が紛れ込むことで、僕らの非日常が…

Your Letter

――あなたが置き忘れた気持ちは、なんですか? 2,000文字の短編ですよ。5分で読めますよ。 昔、アップしてたものを、タイトルと中身を少し改稿して、ここでもアップします。 ********* 「郵便です」 無愛想な表情をした郵便配達の男が、今日もやってきた。 …

はりねずみと君に

2,000文字の短編です。家事・育児の合間に書いたものです。 詞先小説という、私が勝手に作ったジャンルの物語です。数年前に作った詩の世界を小説にしてみました。 『「この世界には、痛みが感じない世界もある」この話は、そのことに出会った、ある夏…

こぼれた愛に、コロネーション

愛に一度溺(おぼ)れると、心が渇望したとき、身体に染み付いてしまった愛が泣いているように思える。

無意識の贖罪(しょくざい)

人と付き合うと、なんとなく、罪の意識を持てよと思うことがある。 私はそんな人間の一人だ。 でも、それをなんとなく許容しているうちに、自分自身へ罰が下っているような錯覚に囚われる。つまり、人と付き合うことは、巡り巡って、自分を罰することになる…

魔女の独り言

小さな村にアンケゴークという魔女が住んでいました。 これはそんな魔女が紡ぐ、短い短い、独り言。

砂にまみれた砂を呑む

砂にまみれた女の23年間の軌跡。 意外に長い短編小説。 果たして短編小説と呼べるのか。 思いつくままにつらつらと書き上げただけの物語。 R15です。

月を見たい彼女は、ウサギのお面を被る。

ちょっとした短編小説です。8,000文字くらいです。 現実に疲れたあなたへ、ちょっぴり非現実で、オレンジジュースを飲み干したくなるような、そんなお話。 通勤、通学、お昼休みに是非。 あなたの世界が、素敵でありますように。 こんなにも、世界は美…

翡翠色(ひすいいろ)のビー玉

あなたは世の中の理不尽を許せますか? 七、八年前に書いたであろう短編です。改めて読み返してみましたが、これ、そのままアップできるんじゃない? と思って、特に推敲せずアップしてみました。つながりが変なところは、ご容赦。 これを読んで、やっぱり自…

ナナカマドのイタズラ・解説編

ここからはネタバレです。 先に本編を読んでから、お読みください。

ナナカマドのイタズラ

全8,000文字程度の、短編小説です。 つまらない毎日に、ちょっとした刺激を与えるような、そんなお話です。

海猫は東雲色(しののめいろ)に舞う

全12,000文字程度の短編小説です。 会社に不満を持ちつつも、どうしようか悩み、それでも前に進むしかない若者へ捧げる物語です。 お時間があるときに、是非。